はじめに|備蓄を公開しようと思った理由
「他の家庭って、実際どれくらい備蓄してるんだろう?」
ローリングストックを始めようと思ったとき、私が一番知りたかったのはこれでした。
きっかけは、数年前に買った非常食の期限切れを発見したこと。「ちゃんと備えてたつもりだったのに...」とショックを受けて、期限切れしない備蓄方法を調べ始めました。そこで知ったのがローリングストックという方法です。
でも、いざ始めようと思っても「何をどれくらい買えばいいの?」がわからない。ネットで調べても「1人1日3食分」とか「最低3日分」とか書いてあるけど、具体的なイメージが湧かなかったんです。
そんなとき、他の家庭の備蓄を公開しているブログを見つけて、すごく参考になりました。「あ、こういう感じでいいんだ」と思えたのを覚えています。
だから今回、我が家の備蓄も公開してみることにしました。
正直、まだ完璧とは言えません。試行錯誤の途中です。でも、「完璧じゃないけど、とりあえずこれくらいはできてるよ」という例があれば、これから始める方の参考になるかなと思っています。
我が家の基本情報
まず、我が家の前提条件をお伝えしておきます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 家族構成 | 4人(夫婦+中学生の娘・小学生の息子) |
| 住居 | マンション(3LDK) |
| 収納スペース | 限られている(専用の備蓄部屋はなし) |
| 目標 | まずは3日分、ゆくゆくは1週間分 |
マンション住まいなので、収納スペースには限りがあります。「備蓄専用の部屋」なんて夢のまた夢。キッチンの棚や押し入れの一角を使って、なんとかやりくりしています。
最初に揃えたときの費用は、食品だけで約15,000円くらいでした。一度に揃えると出費が大きいので、最初は「普段の買い物で1つ多く買う」を繰り返して、少しずつ増やしていきました。
我が家の備蓄リスト【食品編】
それでは、実際に我が家で備蓄している食品を公開します。
ローリングストックにおすすめの食品はいろいろありますが、我が家では「普段から食べるもの」を基本にしています。子どもが食べられないものを備蓄しても意味がないので、家族全員が食べられるものを選びました。
主食(ご飯・麺類)
| 食品 | 数量 | 備考 |
|---|---|---|
| パックご飯 | 24個 | 子どもでも温めるだけで食べられる |
| 無洗米 | 5kg | カセットコンロで炊ける |
| 乾麺(うどん・そうめん) | 各3袋 | 茹でるだけで食べられる |
| カップ麺 | 8個 | お湯を注ぐだけ |
主食はパックご飯を中心にしています。電子レンジがなくても、湯煎で温められるのがポイント。停電時でもカセットコンロがあれば食べられます。
無洗米は、水が貴重な災害時に「研がなくていい」のが大きなメリット。普段も無洗米を使っているので、ローリングしやすいです。
おかず(レトルト・缶詰)
| 食品 | 数量 | 備考 |
|---|---|---|
| レトルトカレー | 12個 | 甘口・中辛を半々で |
| レトルト丼(牛丼・親子丼) | 6個 | ご飯にかけるだけ |
| ツナ缶 | 6缶 | そのままでもアレンジしても |
| サバ缶(味噌煮・水煮) | 6缶 | タンパク質補給に |
| コーン缶 | 4缶 | 子どもが好きなので |
| フルーツ缶(みかん・桃) | 4缶 | デザート代わりに |
おかずはレトルトカレーが定番。温めなくても食べられるタイプを選んでいます。子どもがいるので、甘口を多めにストック。
缶詰は、ツナ缶とサバ缶が中心。タンパク質が不足しがちな災害時に重宝します。サバ缶は普段の料理にも使うので、自然とローリングできています。
汁物・飲み物
| 食品 | 数量 | 備考 |
|---|---|---|
| インスタント味噌汁 | 20食 | 温かい汁物はホッとする |
| カップスープ | 12食 | 子どもも飲みやすい |
| 野菜ジュース | 12本 | 野菜不足対策 |
| スポーツドリンク粉末 | 5袋 | 水に溶かすだけ |
災害時は温かいものが食べられるだけで、気持ちが落ち着くそうです。インスタント味噌汁は必須。
野菜ジュースは、災害時に不足しがちな野菜を補うため。普段から朝食に飲んでいるので、ローリングしやすいです。
おやつ・その他
| 食品 | 数量 | 備考 |
|---|---|---|
| 羊羹 | 6個 | 長期保存可、カロリー高め |
| ビスケット | 2箱 | 子どものおやつに |
| チョコレート | 適量 | ストレス軽減に |
| 飴・キャラメル | 適量 | 手軽にカロリー補給 |
| 栄養補助食品(カロリーメイト等) | 8本 | 食欲がないときに |
おやつは意外と大事。特に子どもにとって、非日常の中で「いつものおやつ」があると安心できます。
羊羹は賞味期限が長く、少量で高カロリーなので非常食として優秀。えいようかんなど、災害用の羊羹も売っています。
我が家の備蓄リスト【水・飲料編】
水の備蓄は、食品以上に重要です。
備蓄水の選び方でも書かれていますが、目安は1人1日3リットル。4人家族で3日分なら36リットル、1週間分なら84リットル必要になります。
| 種類 | 数量 | 備考 |
|---|---|---|
| ペットボトル水(2L) | 24本(48L) | 普段も飲んでローリング |
| ペットボトル水(500ml) | 12本(6L) | 持ち出し用 |
| 長期保存水(2L) | 6本(12L) | 5年保存、入れ替えの手間が少ない |
合計で約66リットル。4人家族で5日分くらいです。
正直、1週間分の84リットルには届いていません。これは今後の課題。でも、まずは「何もない」状態から脱出できたので、少しずつ増やしていく予定です。
普段から飲む水はペットボトルで買って、古いものから使うようにしています。これだけで自然とローリングストックになります。
収納場所を公開
「そんなに備蓄したら、置く場所がない!」
これ、私も最初に思いました。でも、意外となんとかなります。ポイントは分散収納。
収納場所①:キッチンのパントリー
メインの収納場所。レトルト食品、缶詰、インスタント味噌汁などはここに。
工夫: 蓋のない箱やカゴを使って、中身が見えるようにしています。「あ、カレーが減ってきたな」とパッと見てわかるので、買い足し忘れを防げます。
収納場所②:押し入れの一角
パックご飯、乾麺、おやつ類はここに。キッチン以外にも分散することで、災害でキッチンが使えなくなっても取り出せます。
収納場所③:ベッド下収納
ペットボトルの水はベッド下に。重いので、出し入れが少ない長期保存水を入れています。
分散収納のメリット
- 1箇所がダメでも他の場所から取り出せる
- 収納スペースを有効活用できる
- 普段の生活動線に合わせて配置できる
我が家のような「収納スペースが限られたマンション」でも、工夫次第でなんとかなりました。
始めてみてわかった失敗と改善点
ローリングストックを始めて、いくつか失敗もしました。同じ轍を踏まないよう、共有しておきます。
失敗①:麺類ばかりになってしまった
最初、「日持ちするもの」と思ってカップ麺や乾麺ばかり買ってしまいました。でも、3食続けて麺類だと飽きるし、栄養も偏ります。
改善: ご飯ものを中心にして、麺類は補助的な位置づけに。パックご飯を増やしました。
失敗②:野菜が全くなかった
缶詰やレトルトばかりで、野菜が全く含まれていないことに気づきました。
改善: 野菜ジュース、乾燥野菜、コーン缶などを追加。完璧ではないけど、少しはマシになりました。
失敗③:まとめ買いで期限が同時に来る
セールでまとめ買いしたら、半年後に全部期限が来て消費が大変でした。
改善: 少しずつ時期をずらして買い足すように。月に1〜2個ずつ追加するイメージです。
失敗④:子どもが食べないものを買ってしまった
「非常食といえばこれ」と思って買った缶詰が、子どもの口に合わず...。普段から食べないものは、災害時も食べません。
改善: 必ず一度は家族で食べてみて、「これなら大丈夫」と確認してからストックするようにしました。
続けるために意識していること
ローリングストックは「続ける」ことが大事。でも、頑張りすぎると続きません。私が意識しているのは、こんなことです。
完璧を目指さない
「1週間分揃えなきゃ」と思うとハードルが高い。まずは3日分からでOK。我が家もまだ完璧じゃありません。
普段の買い物のついでに
わざわざ「備蓄用の買い物」に行くと面倒。普段のスーパーで「1つ多く買う」だけなら続きます。
期限チェックは月1回
毎月1日に、備蓄品の期限をざっとチェック。蓋のない箱で管理しているので、5分もかかりません。期限が近いものは、その月の食事で使い切ります。
専用の場所を決める
「どこに何があるか」が明確だと、管理がラク。家族にも場所を共有しておくと、いざというときに「お父さんしかわからない」という事態を防げます。
使ったら買い足す
「使ったら補充」を習慣にすれば、勝手にローリングします。カレーを食べたら、次の買い物でカレーを買う。それだけです。
まとめ|まずは始めてみることが大事
我が家のローリングストックを公開してみました。
正直、まだまだ改善の余地があります。水の量は足りていないし、もっとバリエーションを増やしたいところ。でも、「何もない」状態からは脱出できました。
最初の一歩は、普段食べるものを少し多めに買うだけでOKです。
レトルトカレーを買うときに、いつもより2〜3個多く買う。ペットボトルの水を箱買いしてみる。それだけで、立派なローリングストックの始まりです。
ローリングストックの基本を知りたい方は、まずはこちらの記事をどうぞ。具体的に何を買えばいいか迷ったら、おすすめ食品リストも参考にしてください。
完璧じゃなくていい。まずは始めてみることが、一番大事だと思います。